Glico×With you Japan「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE2015」スポーツランドSUGOにて開催
日時:2015年11月23日
場所:宮城県柴田郡 スポーツランドSUGO
概要:
佐藤琢磨主宰の復興地応援プロジェクトWith you Japanは今年「都市部からも復興地を応援しよう」をテーマにスタートし、東北でのカート体験会にくわえて千葉県の木更津サーキットにてチャリティーカート体験会を開催して参りました。そして今回、その集大成としてスポーツランドSUGOの西コースにおいてカート走行会&ミニレース大会を実施しました。
真冬を思わせる寒さと霧のような雨が降りしきるなか、朝早くから80組のお子様と保護者が会場に集まってくださいました。琢磨選手の「できるだけカートを走る時間を長くとって、たくさん体験してもらおう」という意向に従い、数多くのカートを準備しましたが、あいにくの天候のため、レインタイヤを装着したカートのみで走行を開始。初めはスピンも多く苦戦するお子様が少なくありませんでしたが、先導走行により周回を重ねるうち、徐々にスムーズな走りができるように上達していきました。
いっぽう、カート初心者のお子様は、これとは別に紐付きカート体験からプログラムを始めていただきました。午前中の走行を終えたところでホカホカのグリコカレーが振る舞われました。冷え切った体を温めるためおいしそうにカレーを頬張るお子様方の笑顔がとても印象的でした。
午後は琢磨選手のトークショーからスタート。「夢を現実化するためにはあきらめないで頑張る」ことを様々な角度から語る琢磨選手の言葉に、皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。くわえて急遽「西コースライン取り講座」を行うことになり、「アウトインアウト」だけでなく「雨の日のタイヤの特性と路面の状況を踏まえたライン取り」などをわかりやすくレクチャーしたこともあって、お子様方の表情は真剣そのもの。午後は、タイム計測の結果にくわえ、琢磨選手やオフィシャルが実際に走っている様子から選んだ10名のお子様方によるミニレースを実施。3周のレースは手に汗握る展開になり、応援する皆さんからは熱い声援が届けられました。雨脚の強い時に走ったお子様のなかには納得のいく走りが出来なかったことを残念がる様子も見られましたが、そのいっぽうで「全員が同じコンディションではないけど、そのなかで一生懸命やっているうちにチャンスは巡ってくるのです」とお子様を諭す保護者の方の姿も見受けられました。琢磨選手がトークショーで語ったとおり、人生もあきらめずに努力を続ければいつかチャンスが巡ってくることを今回のカート大会を通じて学んでいただけたとすれば、これに優る喜びはありません。
優勝したお子様には、今後もカートに乗り続けていただけるよう、ヘルメット、レーシングスーツ一式、カートコースの走行券、そしてグリコのお菓子詰め合わせがプレゼントされました。そしてイベントの最後は琢磨選手によるスペシャルカート走行を披露。これを見て、目を輝かせながら「また走りたい!」と話すお子様もいらっしゃいました。
今回は木更津のイベントに参加してくださった都市部のお子様方も10名ほどが駆けつけてくださいました。復興地のお子様と都市部のお子様が笑顔で一緒に楽しい時間を共有する姿は非常に印象的で、明るい日本の未来のためにもこういった活動が必要であることを関係者一同、再確認いたしました。ご協力いただいた皆様に心より深く感謝致しますと同時に、今後ともよろしくご支援ならびにご協力のほど、お願い申し上げます。