Glico×With you Japan「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2019」FINAL 初日(11月2日) レポート

With you Japan

2019/11/02 15:30

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佐藤琢磨選手のアドバイスでカートのテクニックを磨く!
    
レーシングドライバー佐藤琢磨が統括するGlico×With you Japan「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2019 FINAL」が、11月2~3日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催。初日の2日は、全国から集まった小学1~6年生計98人が佐藤との練習走行とタイムトライアルに臨んだ。
                
■佐藤琢磨と一緒に練習走行
                   
"TAKUMA KIDS KART CHALLENGE" は「モータースポーツの楽しさを通じて、東日本大震災の復興地を応援しよう︕」と、カートを通じて全国の子どもたちが触れ合うことを目的に2014年にスタートした。
                       
6年目を迎えた今年は、カート初心者からレース経験(レーシングカートでレース大会に出場経験のある方の参加は除く)のある小学生を対象として、全国のサーキットの協力のもと講習会や予選会を実施。トライアル会場となったサーキットは、昨年より8箇所増加し、北海道から沖縄まで全国24サーキット。参加人数は昨年の945人から1,373人に増加し、タイムトライアルの回数も昨年の2,599回から5,366回と倍増。ファイナルには、各サーキットのトライアルで選出された98名(エントリー100名、未出走2名)の小学生が参加した。
                         
秋晴れに恵まれたこの日、会場となったのは鈴鹿サーキット・モートピア内のアドバンスカートのコース。開会式で佐藤は「今年6年目で、毎年、全国でチャレンジしてくれる選手のみんなが増えてきてくれて、感慨深いものがあります。今年は5月から始まってたった5カ月の間に1,373人のみんなが5,366回のタイムトライアルをみんなやってくれて、その地域の代表選手として集まってきてくれた。僕も誇らしい気分ですし、今日みんなには思い切りチャレンジしてもらいたい」と多くの参加者を集めたことを感謝しつつ挨拶した。
                         
ほとんどの子どもたちがこのコースが初めてということで、佐藤は子どもたちと一緒にコースを歩きながらピットイン、アウトの注意点などをアドバイス。
                         
続いて、子どもたちを10人ずつ10組に分けて8分間の練習走行。佐藤は、最初の2周で子どもたちを先導。その後は、子どもたちのカートの隊列に入り、ライン取りなどをアドバイスしながら走った。練習走行後は、佐藤から「前がつまったときは間隔を空けて、クリアラップを狙う」「次のコーナーがどっちに曲がるか意識しながらコーナーに入るように」と、気づいた点を子どもたちにアドバイス。子どもたちからも多くの質問が飛び、熱気あふれるセッションとなった。
                            
小学6年の羽鳥幹悠くん(ハーバーサーキット千葉)は「尊敬している選手が前を走ってくれて、うれしかった。わかりやすいラインで、後ろにいる僕を気にしながら走ってくれました。琢磨選手の後について、ヘアピンを抜けるラインをアウトよりに変えるようにしました」と話していた。
                              
練習走行後に佐藤に質問をぶつけていた小学4年の松田詩桜くん(のんほいサーキット)は、「最終コーナーでふくらんでストレートに入ってしまっていたので、前のコーナーで我慢してインから立ち上がり、最終コーナーをアウト側から入るといいいと教えてもらいました。緊張したけど、楽しかったです」と笑顔を見せていた。
                    
その後、2日目の予選ヒートの組み分けをするタイムトライアルを実施。全国から選抜された子どもたちだけに、それぞれクリーンな走りを披露。勢いあまってスピンする姿も何度か見られたが、自己ベストを出そうと懸命な走りを見せていた。
                          
佐藤も、子どもたちの走りを見守り、ピットに戻ってきた後も時間を惜しむことなくアドバイスを送っていた。
                         
■親睦会で交流
                              
夕方からは鈴鹿サーキット・ピットビルのVIPスイートで、佐藤と子どもたち、保護者による親睦会が行われた。子どもたちは自前のヘルメットなどに佐藤のサインを書いてもらったり、記念撮影やじゃんけん大会をしたりと憧れのドライバーとのひと時を楽しんだ。
                             
この席で、この日のタイムトライアルの結果と明日の予選ヒートの組み分けも発表された。タイムトライアルで40秒398のトップタイムを出した小学6年の瀧口純輝くん(ドリームサーキット)は「去年も参加してアカデミーでは優勝できたけど、ファイナルでは優勝できなかったので、琢磨選手にまた来年もチャレンジしてねと言われました。明日はポール・トゥ・ウィンで優勝したいです」と意気込みを語っていた。
                                
初日を振り返って、佐藤は「子どもたちが頑張って練習してきた成果が出せたんじゃないかと思います。納得いかない部分もいくつかあったと思うけど、それもいい反省材料になったと思うし、いい走りをしていたみんなを見て誇らしい気持ちになりました。大きなアクシデントもなく1日を終えられてよかったです。今日いい走りができなかった子も、あきらめずに頑張ってほしい」と語り、子どもたちにエールを送った。
                             
2日目の11月3日は全員参加の予選ヒート(10組)、予選ヒート上位40名による決勝レース(4組)が行われる。決勝レースの上位10名は、12月1日に開催予定のアカデミー(会場:フェスティカサーキット栃木)で、佐藤から直接ドライビングの指導を受ける権利を獲得する。

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